食中毒等の病原菌を保有していても下痢等の症状が出ない人を「健康保菌者」と言います。
食品に関する業務に従事する人がこれに気付かず調理等に携わることで、大きな食中毒事故になる可能性があります。
保菌検査をすることで健康保菌者であるかどうかがわかります。
●検査項目
【5項目検査】
腸チフス、パラチフス、赤痢菌、サルモネラ、腸管出血性大腸菌O157
【4項目検査】
腸チフス、パラチフス、赤痢菌、サルモネラ
【その他】
腸管出血性大腸菌O26、O111、腸炎ビブリオ、カンピロバクターなど
保菌検査(検便)を実施した施設には、図のような保菌検査済のシールを発行いたします。
保菌検査済のシールは、営業者皆様の積極的な衛生管理の証です。
店舗(施設)内に貼付し、お客様に安全・安心で信頼できるお店をアピールしましょう。
検体をお持ち込みの場合 | 検体を郵送ご希望の場合 | |
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検査センターに一度お越しください | 検査センターに一度お越しください | |
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容器購入 | 郵送キット購入(検査料金込) | |
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便を採取後当センターへ持ち込み | 便を採取後ポストへ投函 | |
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受付(検査料金お支払い) 検査 | 到着後受付 検査 | |
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検査終了後 成績書郵送 |
検査終了後 成績書郵送 | |
ノロウイルスは感染力が強く、ごくわずかな量でも感染してしまいます。
調理従事者の衛生管理不足から、大規模な食中毒になる可能性があります。
日頃から衛生管理をしっかり行いましょう。
●検査方法
イムノクロマト法(抗原抗体法)
RT-PCR法(遺伝子検査法)
●採取方法
新鮮便をノロウイルス専用採便管(保存剤の入ってないもの)に約0.5g(小指頭大)採取してください。
●送付方法
保冷剤などで保冷し、当センターに持参してください。
郵送を利用する場合は、冷凍輸送でお願いいたします。
●保存方法
即日持参できない場合は、できる限り冷蔵または冷凍で保存してください。
検体は、新鮮な便を専用の採取管に採取してください。
検査成績は、3営業日以内に結果が出ます。
その他ご不明な点がありましたら、当センターまでお問合せください。
ぎょう虫卵検査
昭和33年(1958年)から、小学3年生以下の児童には寄生虫卵の有無の検査が義務付けられていましたが、衛生環境の改善に伴い、平成27年度限りで寄生虫卵の有無の検査は必須項目から削除されました。
従来、ほとんどの学校で寄生虫卵検査としてぎょう虫卵検査を実施していましたが、ぎょう虫は通常の衛生教育で十分に対応できるとされています。
しかし、寄生虫卵検査の検出率には地域性があり、今後も検査が必要な地域が認められることなどから、当センターでは平成28年度以降も引き続き寄生虫卵検査(ぎょう虫卵検査)を実施しています。
参考:文部科学省『学校保健安全法施行規則の一部改正等について(通知)』(平成26年4月30日 26文科ス第96号)
その他の寄生虫卵検査
回虫卵、条虫卵などの寄生虫卵検査は実施しておりません。